FXのMT4起動から取引までの具体的な流れをわかりやすく解説!
こんにちは、祢宜です。
FXのお役立ち記事、FXとは、FX用語集と続き第3弾ですね。
ちなみに以前の2つを読んでいない方はぜひ読んでみてください。
第1弾→FXとは?をわかりやすく解説
第2弾→FX用語をわかりやすく解説した用語集
今回はFX用のソフト起動と実際の取引の流れを解説していきます。
大して難しいものではないので、すぐに取り組んでいくことができるでしょう。
(取引の手法やテクニックなどは別の記事で紹介します)
大きな流れとしては以下のとおりです。
- MT4の入手から起動
- チャートを画面に起こす
- チャートをインジケーターなどでアレンジする
- 今までの流れを大きな時間足で確認する
- エントリータイミングを見計らってエントリーする
- イグジットのタイミングを見計らってイグジットする
では、それぞれ解説していきます。
1、MT4の入手から起動
今回はXMTradingを例で挙げます。
口座登録後、XMのサイトからMT4を入手しましょう。
OSなどを選択後、少し下に以下のボタンがありますので、
「ダウンロード」からダウンロードしましょう。
ダウンロードしたファイルを開くとインストール画面となります。
基本的には「次へ」「次へ」で大丈夫です。
(インストール中の外国人たちの写真)
インストールが完了して、デスクトップに表示された
アイコンからファイルを実行すると次の画面が出ます。
真ん中のポップアップを拡大しますね。
あなたの口座があるサーバーを選択してください、という画面です。
ちなみに口座は予め作っておくのをおすすめします。
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口座の開設が終わったら、サーバーを選択して、口座情報を入力していきます。
口座情報の入力が完了すると、既に開いている緑と黒のチャートを操作することができます。
しかし初期状態でやっている人なんて基本的には1人もいませんので、
全部☓ボタンを押して閉じてしまいましょう。
2、チャートを画面に起こす
初期のチャートを全て閉じたら新しくチャートを起こしていきます。
今回は全て、初心者向けと言われているUSDJPYで解説していきます。
ただ、他の通貨ペアであったとしても基本的には同様の開き方です。
新たなチャートを引っ張り出す方法は2つあります。
2-1、画面左端の「気配値表示」から選択
気配値表示にある通貨ペアで、見たい通貨ペア上で右クリックして、右クリックメニュー内の「チャート表示」をクリックします。
チャートを複数会い開く場合も同様のことを行います。
2-2、メニュー画面から選択する
MT4画面左上の[メニュー]→[新規チャート]をクリックすると、主要と思われる通貨ペアが表示されますので、任意のペアを選択していきます。
↓
3、チャート画面のカスタマイズ
チャートを出したらインジケーターを使ってアレンジしていきます。
そもそもインジケーターとは?や
インジケーターの役割については別の記事をご覧ください。
さて、カスタマイズの説明をしていきます。
まずアレンジしたい(表示させたい)チャートをクリックしてアクティブにします。
次に時間足の設定ですが、チャート画面の上側にある
「アルファベット+数字」のバーでの設定です。
初期状態は1時間足(H1)なので、例えば5分足ならばM5、日足ならD1を選択します。
次にチャートの表示のさせ方を決めます。
初期状態では「バーチャート」になっています。
棒高跳びのバーのような感じのグラフです。
日本人トレーダーは大体の人が「ローソク足」を使っているので、
ロウソク足がおすすめです。
他には「ラインフレーム(折れ線グラフ形式)」というものがあります。
色々試してみて気にいったのでも良いかもしれませんね。
(左からバーチャート、ローソク足、ラインフレーム)
さらに、初期の表示の細かさだと値動きが全然見えないので、拡大していきます。
キーボードの+や-で拡大縮小ができます。
あるいはチャートを右クリックして、ズームイン、ズームアウトを選択します。
↓
色合いに関しても、緑黒白の初期状態もあまり一般的ではありません。
色合いもあなた好みに設定していきましょう。
チャート上を右クリックして[プロパティ]を選択します。
[色の設定]というタブから色合いを設定できます。
基本配色から初期状態に戻したり多少風合いを変えたりすることができます。
初期は[Green On Black]です。
基本配色の[BlackOnWhite]を使ってる人はたまにいるようですが、
[YellowOnBlack]は滅多にいません。
僕の好みは上昇系は青系統、下降系は赤系統、
ラインチャート(ローソクの場合は始値と終値が同値)は黄色ですね。
かつ淡い色合いが好きなので、下図のような具合で使っています。
参考にしてみてください。
表示方法を決めたら、インジケーターを表示させていきます。
[挿入]→[インジケーター]から様々なインジケーターを選ぶことができます。
(MAの場合の例)
使われているインジケーターNo1は移動平均線(MovingAverage)なので、
迷ったらMAは20日と75日を組み合わせてみましょう。
2種類のMAは判断しやすくするために、それぞれ色を変えてください。
組み合わせるとこのようになります。
[補足]複数時間足を同時に参照する場合
何枚もチャートを出した場合の整列方法についてですが、
[ウィンドウ]を選択すると、整列方法が何個か出てきます。
お好みの整列方法を選択してください。
(僕は垂直分割を選んでいます。)
↓
ここまでできたら下準備は完了です。
いよいよ本格的にチャートを見ていきます。
4、今までの流れを大きな時間足で確認する
さて、チャートの準備ができたら実際にエントリーポイントを考えていくわけですが、
その下準備としてまずは大きな時間足(1時間足、4時間足、日足など)を見ていきます。
その理由として、大きな流れというのは小さな足にも影響を及ぼしているからです。
つまり、大きな足でダウントレンドだった場合、
小さな足でもダウントレンド傾向となっています。
そのため、下降トレンドとしての圧力が強く、
思うように上側には伸びてくれないのです。
そんな状況でロングのエントリーをしてしまうと、
損切りを連発して大損害を被ってしまう可能性もあるのです。
例えを図で表すと…
大局が上図のような急上昇系アップトレンドだったとします。
これを見ると押し目すらあまり付けていませんよね。
このような状況でも、5分足は下図のように
ダウントレンドになっていると思いますか?
普通は考えられませんよね。
実際、この急上昇トレンドを5分足で見ると、
多少の押し目は付けていても上がり調子になっています。
このことから、まずは大きな時間足を見て現在の状況を判断することにより、
自分の財産の損失を防ぎ、かつ利益を膨らませやすくなるのです。
5、エントリータイミングを見計らってエントリーする
大局を判断したら、次は小さな足でエントリーポイントを見計らっていきます。
一般的にエントリーポイントとして有力なのは、
- ゴールデンクロス
- デッドクロス
- 押し目買い
- 戻り売り
- 各理論に沿ったエントリー箇所
- 各ノウハウに沿ったエントリー部分
- レンジの反発部分(中級者用)
- レンジブレイク(上級者用)
と言われています。
(単語自体の説明は用語集記事をご覧ください。)
それぞれ解説していきます。
ゴールデンクロスとデッドクロス
用語集でも多少解説したとおり、短期MA(今回は黄色)が長期MA(黄緑色)を
上抜けしてクロスした点がゴールデンクロス、短期MAが長期MAを下抜けして
クロスした点はデッドクロスと言われ、トレンド発生のサインとなっており、
世界中の人達が注目しています。
ちなみにゴールデンクロスが上昇トレンド、デッドクロスが下降トレンドの予兆です。
ただし、ダマシという、トレンドになると見せかけて単にちょっと動いただけという可能性も否定出来ないので、しっかりとした見極めが必要です。
押し目買いと戻り売り
始めたばかりの人はこれを基準にしてエントリーしていくのが一番良いと思います。
というのも、クロスだとダマシがあるので見極める力が必要ですが、初心者にはそのような力はありません。
そのため、すでにトレンドが出ていて、トレンドの一息ついた部分、
つまり「押し目と戻り」が判断できたときにエントリーすれば、
トレンドが続く可能性は割と濃厚なため利益を出しやすいのです。
かくいう僕もこの手法は使ってます。割と安定しますからね。
ただ、これをやるのならば、ダウ理論はしっかりと勉強しておくべきでしょう。
ダウ理論についてはまた別の記事で詳細に解説していきます。
各理論の則ったエントリー箇所
投資系の理論はそこまで多くありません。
把握しようと思えば全てを把握できるでしょう。
「ダウ理論」
「ギャン理論」
「エリオット波動理論」
「グランビルの法則」
「ランダムウォーク理論」
「フィボナッチ理論」
これらがあります。
各理論については別の記事で詳しく説明していく予定です。
ただ、全てを把握して全てを実践しようと思うと、ただの頭でっかちとなって「あっちのがいいかも」「こっちのほうが合理的じゃないか?」などと無駄な思案が入ってしまいます。
そのため、実践したいと思う理論を絞って勉強していくのが良いでしょう。
そしてその理論のタイミングでエントリーを実践していくべきですね。
各ノウハウに沿ったエントリー部分
各ノウハウ、つまり情報教材ごとにエントリーするタイミングや箇所が決まっていると思います。
そのノウハウに愚直に従ってエントリーしていけば、ある程度の利益は見込めるでしょう。
レンジの反発部分(中級者用)
レンジとは方向感のない相場のことではありますが、
方向感がないとは言うものの、一定間隔を行ったり来たりしています。
レンジの一定間隔の上壁で逆張りエントリーして下壁で決済をすれば、
ある程度の利益を見込むことができます。
例えば下の画像。
行ったり来たりしていますよね。
この状態がレンジなのですが、僕が引いた上の赤線あたりに来たらショートエントリーして、下の線あたりに来たらイグジットすれば利益が出ますよね。
ただしレンジは永遠には続きません、いつかブレイクします。
このブレイクを見極めないと、場合によっては損失を抱えてしまうので注意が必要です。
レンジブレイク(上級者用)
さっきの画像でも、売り方向にレンジの壁をぶち破っていますよね。
この「レンジ状態から抜け出した」ことをレンジブレイクといいます。
抜け出したところをエントリーして、スキャルピングで利益をもぎ取っていく方法もあります。
しかしこの方法にはタイミングと慣れが必要。
なぜなら値動きが激しくなるからです。
多少知っている初心者は
「あっ、ブレイクした!」「乗るしかない、このビッグウェーブに」
と考えてブレイクに乗ります。
しかし上級者のようにイグジットのタイミングの把握だったり「自分ルール」の明確化をしているわけではないため、タイミングがわからずに結局は損失で終わってしまう場合がほとんどです。
よって検証と訓練を重ね、エントリー及びイグジットのタイミングを完璧にしてからビッグウェーブに乗りましょう。
ちなみにエントリーする手順としては、「FXとは?」という別の記事にも書いたとおり、エントリーしたいと思ったときに左上あたりの「新規注文ボタン」かキーボードのF9を押して注文画面を出します。
そしてロット数、成行注文か指値注文かを選択して、
売りor買いボタンを押して注文を成立させます。
6、イグジットのタイミングを見計らってイグジットする
エントリーのタイミングは場合や方法・手法によって様々です。
イグジットのタイミングも一概に言えず「こうだ!」というものはありません。
さらにエントリータイミングよりもイグジットタイミングのほうが難しく、
相場の勢いが弱まったことを感じ取らなければなりません。
もちろん、情報教材で完璧な、最良を挟む余地のないトレード手法があれば話は別です。
しかし基本的な教材というものは半裁量程度となり、
イグジットは自分で考えなければならないのです。
イグジットは利確・損切りどちらの場合にも言えます。
個人的なおすすめとしては、
利確は10~20pipsでかつローソク足の勢いが弱まってきたとき、
損切りは5pips以内といった具合。
こうすれば自ずと利大損小となって、
「5pipsの損切りで済むタイミング」や
「損切り幅が5pips以上となってしまうタイミング」
というものを見定めることができるのです。
イグジット方法についても「FXとは?」という別の記事でも書いたとおり、
エントリーしたライン上で右クリックして「閉じる」を選択するか、
ターミナル欄の右端にある「☓」をクリックするかで決済ができます。
以上がFXの一連の流れとなっています。
初めの方のインジケーターのアレンジや色合いのアレンジなどは最初だけなので、
2回目以降からは「大きな足で大局を判断する」というところから「イグジット」までの繰り返し作業となっています。
なので「たったこれだけ」の作業なのです。
たったこれだけの作業なのに奥が深く、奥が深いが故に
始めたての人には抵抗感があり、そして刈り取られていくのです。
刈り取られないための唯一の手段として、「検証と訓練」。
これを重ねることによって自身が鍛えられ、自信がつき、
相場で生き残っていくことができるのです。
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↓
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他にも有益な情報を発信しているので、
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